「削蹄」について解説します

牛の健康を守る、大切な仕事です

削蹄、それは牛や馬など蹄(ツメ)のある動物のそれを整えることです。牛や馬は畜舎で飼われることで蹄が延びます。延びすぎると様々な病気になり、最後には起きることもままならなくなってしまうのです。
やがて、子どもを産めなくなり牛乳も出なくなってしまいます。
そこで、私たちの出番です。

削蹄って、いつすればいいのですか?

 乳牛の場合

定期的に牛群全体の削蹄をすることで蹄の形や牛の姿勢を健全に保ちます。
また、飼われている環境や牛により、蹄の延び方も違いますので定期削蹄の間にも必要な牛だけ行うことにより、その牧場全体の乳量を増加し生産性を高めます。

 肉牛の場合

子牛を生産する繁殖農家、それを肥育する肥育農家の管理にもよりますが、生後10ヶ月前後と20ヶ月前後に削蹄をし、少しでもストレスを軽減し体重の増加を図ります。