このプログラムは、酪農及び肉牛農家の後継者を対象として、実践的な削蹄を習得していただきます。畜産農場は近年、規模拡大が進むと同時に、牛の持ち得ている能力を十二分に発揮させ、乳量増量・肥育増体が著しく進んでいます。乳牛は運動器病が増え、中でも肢蹄の疾病がどんどん増えているのが現状です。肉牛は増体している体を支えるために、蹄が不適格に伸び、寝起きもままならない個体が増えています。そのために、各牛の飼養管理に応じた削蹄は勿論、特に乳牛では蹄病処置が近年の酪農牧場の最重要課題です。
この一連の削蹄方法を畜産後継者に習得していただき、畜産経営の根本を揺るがしかねない肢蹄病の無い畜産経営を目指していただきます。そして、3年の育成期間が終了しましたら、当社の削蹄枠場を寄贈致します。その削蹄枠場と共に実家に戻り就農すると同時に「蹄の即戦力」として活躍していただきます。※募集要項は一般募集に準じます